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2025.10.20

ニセコプロジェクトのパイオニアに聞く、リストグループ初の北海道営業所開設!

ニセコプロジェクトのパイオニアに聞く、リストグループ初の北海道営業所開設!

プロフィール
山口 高史(やまぐち たかし)
所属:リストデベロップメント株式会社 投資・開発事業本部 執行役員
※PM事業部 執行役員を兼務
経歴:早稲田大学教育学部卒業 2003年新卒入社

新卒時はリストインターナショナルリアルティに配属され売買仲介営業からスタート。その後リスト株式会社へ異動し、アセット事業部や開発本部に所属。戸建、マンションの分譲事業、上大岡駅前再開発事業や、結婚式場「アニヴェルセルみなとみらい横浜」の誘致に携わる。リストデベロップメントに異動後、新規事業分野としてヨーロッパ系外資系ファンドとの事業提携、北海道のリゾート開発事業、農業事業に携わる。
趣味はキャンプ、地元のバー巡り。

リストデベロップメントは、グループ初となる北海道営業所を7月に開設いたしました。なぜ、北海道に新たな事業所を設けたのか?本日はニセコプロジェクトのパイオニア、山口さんにインタビューしました!

挑戦の機会あふれるリストへの入社

――まずは山口さんの学生時代のお話から伺えますか?

お金を稼ぐことが好きで、昔からよく働いていました。高校1年生の頃から継続的にアルバイトをしていて、現役の時はろくに勉強もしなかったから大学受験はどこも受からずで。でもあまり気にせずに、大学へ行かずに働こうとしたら親に怒られたんですよね(笑)。「私立高校で毎年100万も払っといて進学しないのは許さん!」と。そこで予備校通いが始まるんですが、その時も週5、6でバイトしてましたね。

――浪人期にバイトしすぎじゃないですか…(笑)?

ほんといつ勉強してたんだろうね(笑)。バイトしすぎで現役時代に失敗してるのに(笑)。でもやはり予備校もかなりのお金がかかるし、それこそ夏期・冬季講習もあるからその費用は全部自分で払いたくて。上手くバイトと両立しながら無事に合格もできました。学生時代にスーパー、コンビニ、レストラン、引っ越し、アパレルと、多種多様なアルバイトを経験できたのは後の就職にも繋がったと感じています。

――では就活のお話もお伺いしていいですか?

最終面接では代表の北見さんが出てきて、こんな感じでした。

北見:「うち、かなり厳しいよ。でも、絶対に力はつく。やる気あるの?」

山口:「はい!あります!!」

北見:「ほんとに?」

山口:「はい!!!」

これで面接が終了しました(笑)。5分もない最終面接でしたね。即答できるか試されてたのかな、と今でも思います(笑)。当時は「厳しい」という言葉に少しドキッとしましたが、実際に入社してからは「成長してほしい」という期待と、そのための機会は常に与えていただいたなと実感しています。躊躇していたら、今の自分はなかったかもしれませんね。

――かなり時代を感じる話ですね(笑)。

まぁ、そうですね(笑)。時代も変わったし、会社のフェーズも変わったし、今じゃ考えられない話だと思います。内定をいただいてからは、ほどなくしてリストに入社する覚悟を決めたことを覚えています。

――リストで働く面白さはどんなところだと思いますか?

チャレンジしたいって言えば、いつでもさせてくれることじゃないですかね。なんとなく過ごして長年ぶら下がるには向いていない会社だけど、やる気があって若手からガンガン成長していきたい人にとってはチャンスに溢れる会社だと思います。一度失敗してもリカバリーのチャンスを必ずくれるし、成功すれば年齢問わず評価もされる。40歳を迎える前に役員になる人も最近は出てきているよね。私自身もたくさんのチャレンジをさせてもらってきたから今があるし、今後もっと若手が活躍できるフィールドを広げていきたいと思っています。

ニセコプロジェクト はじまりの経緯

――様々な事業を経験されている山口さんですが、ここ数年はニセコプロジェクトにも注力されていますよね?

ええ。振り返ると、2022年の社内会議が事の発端でしたね。まだコロナウイルスの影響が色濃く世間的には不動産売買の需要に陰りが見える中で、富裕層の売買は減っていないという話になったんです。そもそもリストでは、サザビーズインターナショナルリアルティのブランドを活用して日頃から高級不動産の仲介も行っているので、富裕層の方が求めるようなリゾート商品という方針に行きつくまでに時間はかかりませんでした。

様々なエリアを検討する中で、候補地の一つとしてニセコに関する情報をいただき、現地視察に行くことになりました。元々、経営層の繋がりから来る情報や、グループ会社が北海道のキロロで販売受託をしていたこともあって北海道がマーケットとして伸びていく認識はあったのですが。現地で生の声を聴くことでより信憑性が増していったというのはありましたね。

――そういった経緯があったのですね。実際に視察をされた時の印象はいかがでしたか?

正直、リゾートでの開発実績がない中でのエリア選定だったため当初の不安は大きく、視察では高級ホテル含め様々な物件の見学を入念に行いました。ただ、とにかく現地に人がいなくて。コロナの影響でオープンできないホテルもある状況に加え、真冬のニセコは猛吹雪。空港でさえ人がまばらで閑散としている。期待感を持って視察に行きましたが、現地を見たことでさらに不安が大きくなったというのが本音ですね(笑)。

――それは不安になりますね(笑)。そこからどのようにプロジェクト開始まで漕ぎ着けたのですか?

現地調査の一環で地元の方々にもお話を伺っていたのですが、「コロナ直前の冬は過去最大に人が来ていて、コロナさえ収まればまた人で溢れる」という力強い声を多数聞けて。実際にその賑わいを体感している皆さんが口を揃えてそうおっしゃるなら、最後は信じてみよう。そう思ったことが、プロジェクトを推進するうえで後押しになっていました。

――そこから約3年でプロジェクトが大きく前に進んでいることを考えると、スピード感を感じますね。

そこがリストの良い所ですね。マーケットの変化を捉える情報感度の高さと、意思決定から実行までのフレキシブルさとスピード感は会社としての大きな強みだと思います。
現在、倶知安町やニセコ町を中心に5つものプロジェクトが動いており、プロジェクトメンバーの力を結集しながらより良い開発に仕上げようと日々奮闘しています。リストファーム含め、各メンバーが当事者意識を持って取り組んでくれるおかげで新たな事業が目に見える形で前に進んでいくのを見ると、非常に頼もしく感じますね。

北海道営業所の開設

――先日、北海道営業所を開設されたと伺いましたが、どのようなエリアを選ばれたのですか?

札幌市内の中心地で、観光地としても有名な時計台と同じ通りに事務所を構えることができました。エリア選定の段階では、半導体関連企業が集まっている影響で住宅地の地価上昇率でも注目を集めた千歳も候補地の一つとして挙がっていました。

ただ、北海道庁、札幌市役所、銀行の本店など道内の中枢機能が集約されている点を考慮すると、札幌市内の中心地を選ぶべきだと方針が決まっていきましたね。理想的な立地でテナントを見つけることができたのは、タイミングも含めて本当に運が良かったと思います。拠点を設けるには絶好の立地だったと感じています。

――そもそも、なぜ北海道営業所の開設に至ったのでしょうか?

実は、道内の金融機関から要請があったというのが大きな要因です。これまで、金融機関をはじめ様々な企業や関係者の皆様にお力添えいただきながらニセコでプロジェクトを進めてきました。
大変ありがたいことに、私たちの北海道におけるプロジェクトや事業方針に共感いただける方も増えてきて、「今後さらに北海道を盛り上げていってほしいので、ぜひ拠点を作ってください」という非常に前向きなご提案をいただきまして。
私たちとしても、北海道での事業に「本気で腰を据えて取り組んでいくんだな」という姿勢を内外に示す良い機会だと捉え、営業所の開設に動いていきました。

――北海道での事業拡大において重要な拠点となるわけですね!

そうですね。また、現在進めているプロジェクトが本格的な開発フェーズに入っていくタイミングということも理由の一つでした。これまでは東京からその都度出張を繰り返していましたが、北海道に拠点を構えることで、これまで以上に現地の関係企業と密に連携を取っていけると思います。

――今後の展望について教えていただけますか?

今後は道内の新たなエリアでの取り組みやリゾート以外の不動産を扱っていくことも視野に入れています。具体的には、第二のニセコとの呼び声も高く、グリーンシーズンにもラベンダーなどの魅力的な観光資源がある富良野エリアや、雪質の良さから外国人観光客で賑わう旭川エリアには特に注目しています。

また、LDには首都圏において培ってきたマンション事業、中古不動産のバリューアップ事業といった基盤事業があるため、そういったノウハウを活かして北海道でも扱う物件の幅を広げていけたらと考えています。

――これまで以上に北海道での事業から目が離せなくなりますね。最後に、プロジェクトへの想いを一言いただけますか。

リストファーム代表の遊佐さんからも話があったかと思いますが、LDは「ニセコの開発プロジェクトでひと稼ぎできればいい」という会社ではありません。日系のデベロッパーとして、ニセコエリアや北海道においてその土地の良さを活かした開発を行うことを大切にしています。 北海道は食や気候、観光資源に優れ、非常に魅力的な地域です。

今後も市場が伸びていくであろうことは言うまでもありませんが、ただ単発でプロジェクトを手掛けて終わったら撤退、というのではなく、継続的に価値を提供し続けていくつもりです。LDが来てくれてよかったと言っていただけるよう、引き続き地元企業や地域の皆様と連携しながらより良いものを作っていけたらいいなと思います。

今回は、LDが北海道での事業にこれからも注力していく姿勢が窺がえるようなインタビューでした。地域の良さを活かした新たなプロジェクトが生まれることを期待しましょう!北海道という魅力的な舞台で、あなたも可能性を大きく広げてみませんか。

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