北海道を舞台に成長を続ける若きリーダー 自然と周囲を惹きつける彼女の魅力とは?
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2025.04.16
プロフィール
中島 大輔(なかじま だいすけ)
所属:リストデベロップメント株式会社 投資・開発事業本部2部 課長
経歴:慶應義塾大学経済学部卒業 2015年新卒入社
新卒時からリストデベロップメントへ配属され、入社から一貫して仕入担当を務める。
現在は課長として部下のマネジメントも行う。趣味は旅行とキャンプ。
――まずは中島さんの学生生活について教えてください。
部活に明け暮れた4年間でしたね。入学の年に東日本大震災が起こって世の中的にはかなり大変な状況でしたが、そんな中新歓で出会ったのが大学時代打ち込んだ少林寺拳法の部活でした。週4~5日朝から夕方まで練習に打ち込んでいましたし、最後の大会は卒業後でしたがそれでも参加するくらい熱中していました。
――就職活動はどのように行っていたのでしょうか?
就活を意識し始めたのは、3年生の4月頃だったと記憶しています。 少しずつ会社の説明会やイベントなどに行くようになって、早い企業だと10月から選考を受け始めていました。業界自体はあまり広く見ていませんでしたが、イベントなどで興味を持った会社は業界問わず説明会や選考に進んでみていましたね。
――元々不動産業界を志望していたんですか?
はい。大学生で一人暮らしをする時に不動産屋さんですごくお世話になって、その印象が強く残っていたので徐々に不動産の仕事に興味を持ち始めました。就活をする中で、大きな開発をするデベロッパーとかも単純にかっこいいなと思うようになってより一層不動産業界をメインに見ていきました。
――中島さんの出身大学では大手企業を目指す方が多いのではないですか?
そうですね。周りは安定を求めて金融業界を目指す人が多かったのですが、日曜劇場の「半沢直樹」の記憶もあって、学生ながら「やっぱり銀行マンも大変そうだな」という印象がありました(笑)。当時の人気企業を上から受ける人なんかもいましたが、本当にそれでいいのだろうかと。
それに、大手企業に入れれば安定という考え方は危ないなと感じていたんです。大手は給与や福利厚生面で条件が良いし、休みも多く取れたりともちろん魅力的だけれど、金融や大手メーカーなども経済の波で崩れたタイミングがあったので、安定を求めて行き着く大手でもいつか崩れる可能性はあるだろうなと。
40年近く働くことを考えると、何も武器がない20代のうちからそういうポイントを軸に選ぶのは自分に合わないなと思っていました。むしろ自分自身にスキルを付けていくことを安定への近道と捉えながら就活を進めていきましたね。
――そのように考えて就活をしている中で、リストに出会うのですね?
ええ、就活イベントに参加した時に複数社いるうちの一社にリストが参加していたのですが、人事の方が話している姿を見て「なんか他と違ってかっこいいな…」と思い興味が湧いてインターンに参加しました。インターンや選考を受けて最終的に入社を決心しましたが、承諾にいたるまでに人事の方と本当によく話をさせてもらいました。
社員の方々の人柄も含めて惹かれていったのは決断をするうえで大きかったと思います。リストから内定をもらったのは3年生の1月でしたが、その後も気になるところは動いてみて、最終的に5~6月には納得した形で内定承諾をして就活を終えました。
――就活生時代、リストにはどんな印象を持っていましたか?
はじめは、横浜を拠点とした営業力が高い総合不動産会社というイメージでした。 当時参加したインターンで街の方に聞き込みをする機会があったのですが、「あ、リストなんだ」と認識されていたり、部活のOBにもリストが建てたマンションに住んでいる方がいたので、仲介業でも開発業でも認知されているのは率直にすごいなと感じていました。
グループ内でもキャリアチェンジの選択肢が持てるのは魅力的でしたし、全国転勤はできれば避けたかったので、横浜中心に関東圏で働けるという点は理想にマッチしていて印象的でした。
――入社前後で何かギャップはありましたか?
働き方に関してはあまりありませんが、配属面では大きなギャップがありました。 まずは個人向けの売買仲介やマンション販売の営業をするものと思っていたんです。働き方的に大変だろうけど自分の力がつけばいいなと覚悟していたのですが、配属発表で蓋を開けてみたらデベロッパーの仕入チームの配属でとても驚いたのを覚えています。
元々デベロッパー業にも興味がありましたし、適性を見て配置していただいたんだろうなと思います。結果的には新卒から現在までリストデベロップメントで多くの経験を積ませてもらえたので、良いキャリアを歩めていると感じています。
――新卒ではどんな仕事をしていたのですか?
分譲マンションを建てるための用地の情報を仕入れてくる業務に取り組んでいました。新人の時は右も左もわからないので、先輩に絞ってもらった路線に乗り、不動産会社を見つけたらとりあえず全部入ってみて挨拶しながら物件情報をいただいていました。今考えるとかなりアナログですよね(笑)。
――当初から仕事は順調に進んでいたのですか?
いえ、はじめの1~2年はなかなか仕入の成果が出ず上司に励ましてもらう機会もよくありました。情報をもらってきて企画を組んでみても全然収支が見合わず、本当に難しいなと思っていました。ただ、元々用地仕入の難易度は高いと認識していたので、個人的にはあまり落ち込んでいませんでした。
良い意味でマイペースだったんでしょうね。夏場の暑い中営業に出るのは大変でしたけど、駅を移動する度にコンビニで好物のシュークリームを買って食べたりしながら頑張っていました(笑)。たまに先輩から「こんなに暑い中外回り行ってるのに中島全然痩せないよな…。本当にちゃんと営業してる?」といじられていたのを思い出します。
――仕事を面白いと思えたのはどんなタイミングでしたか?
3年目で物件を何件か同時に買えたタイミングは純粋に嬉しかったです。40~50億円分くらいのプロジェクトを担当していたのですごく忙しかったけれど、自分のプロジェクトを持てている充実感がありました。
また、年次を重ねて少しずつ後輩を見る機会が増えてきましたが、後輩が頑張ってくれて一緒に物件の売買を担当したり、成果を残してくれた時には大きなやりがいを感じます。部活の当時から指導する係を進んで引き受けていたこともあって人に何かを教えることは好きな方なので、楽しく取り組めていたと思います。
一人でガツガツ成果を上げるために仕事するのも良いですけど、誰かと一緒に仕事をしながら大きな成果をあげるために頑張る方が性に合っているんでしょうね。
――逆に、「これは苦労したな」と思うことはありますか?
常に新しい知識が必要とされるのでいつも大変ではありましたね(笑)。ただ、私が2~3年目で新規事業を検討することになり、周りに経験者がいない中何とか形にしなくてはいけない時は特に大変でした。
そもそも企画書のフォーマットも無い中で若手ながら自分で企画書をカスタマイズして、本当に間違っていないかなど何度も何度も検証しながら進めたのは今振り返ってもタフな経験だったと思います。
でも、そのお陰で「責任を持って自分で何とかしていくんだ」という気概は養えたと思っています。どうしてもわからなくて周りの方々に助けていただく機会もあったので、当時支えてくださった皆さまには本当に感謝しています。
――そんな経験をされてきた中島さんが、仕事をする上で大切にしていることはありますか?
筋を通すことや義理を立てることは心掛けています。日頃の業務でも相談や質問をさせてもらったらきちんと結果報告をするなど、細かい所ですが先輩方から教わってきた姿勢は今でも大切にしています。
特にデベロッパーは同じ業界の中でも管理会社や仲介会社などいろんな領域の方々と絡みますし、社内外問わず人と人との関係性で成り立っているので、そういった関係性をおざなりにしてはいけないなと。
ごく当たり前に思うようなことでもきちんとしておくことで、「この人信頼できるな」と思ってもらえたら自分にとっても相手にとってもプラスですよね。実際に継続的にお取引をさせてもらえるケースもあるので、仕入担当としても社会人としても基盤になる姿勢だと思っています。
――在籍されて10年ほど、会社として変わってきたなと思う点はありますか?
在籍して10年ほど経ちますが、環境面も事業面もともに大きく変わってきているなと感じます。
環境面では、出勤の日数や時間はよりメリハリをつけて働けるように改善されてきたと思います。私が入社する数年前までは土日のうち隔週でどちらかは働いていたと聞いていますし、私が3年目くらいまでは祝日は出勤日でしたが、現在は土日祝日はしっかり休んでいます。フレックスタイムで勤務体系が柔軟になったので、プロジェクトが進める時は集中して時間を使い、業務が立て込んでいない時は早く帰ってプライベートの時間を過ごしています。
事業面だと、私の新卒入社時は分譲マンション開発の割合がほとんどを占めていましたが、現社長の木内さんがアサインされてからは大きく変わったと思います。マンション用地の仕入以外にも「何でも挑戦していこう」という方針だったので、1棟で仕入れたビルやマンションをバリューアップして売却する事業や、リゾート開発やホテル事業など、当時では想像もつかないくらいに事業領域が広がってきたと思います。
また、新卒・中途やグループ会社からの異動者含めて人が増えてきたので、組織としても大きくなってきていることを日々実感しています。
――転職を意識したことはなかったのですか?
転職を意識したことはないですね。ただ、ある程度自分で仕事を完結できるようになってきたタイミングで、不動産金融系でアセットマネジメント業などを経験してみたいという気持ちはありました。
もし今後、本当にその分野の仕事をしたいとなれば、グループ内にもそういった機能があるので、わざわざ転職活動をしなくてもキャリアチェンジができるというのはリストグループの大きなポイントだと感じます。
また、会社として扱える事業領域がどんどん広がっていくのを肌身で感じてきたからこそ、まだまだリストでできることが沢山あるなと感じています。
――リストの好きなところはどんなところですか?
いろいろと挑戦させてくれるのは良いところですかね。会社として進んでいる方向性に大きく外れていなければやりたいことをやらせてもらえるので、そこは貴重なポイントだと思います。
あと、人間関係においてストレスなく過ごせているのは会社のとても好きなところです。
就活では会社に対していろいろな条件を考えると思いますが、現状ストレスなく過ごせていて結構幸せだなと思っているので、大事な条件だと思います。実際、少しずつ若手も増えてきているけれど、離れていく人が少ないのはこういった社風も大きく影響しているように思います。
――最後に学生の皆さんへメッセージをお願いします!
就職活動は人生における大きな分岐点です。気になる企業の人がいれば、積極的に行動して、どんどん話を聞きにいった方が良いと思います。後悔のないよう、納得感のある就職活動ができるよう頑張ってください!