目に見えないご縁を大切に。 ―不動産業界で成長を続ける若手社員のキャリアパス
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2025.04.16
プロフィール
西本 茉由(にしもと まゆ)
所属:リストデベロップメント株式会社 経営戦略室 主任
※現在はリスト株式会社 広報部 広報課へ出向中
経歴:日本女子大学家政学部卒業 2021年新卒入社
新卒時はリストデベロップメントへ配属され、入社1年目から10億円超えの仕入を行う。入社3年目に経営戦略室へ異動し、広報活動、メディアリレーション等を担当。2025年からはリスト株式会社へ出向し、グループ全体の広報活動を担う。
趣味は料理、バラエティ鑑賞、ヘアケア。
――西本さんの就職活動はどんな感じでスタートしたのでしょうか?
将来のキャリアについてはじめに考えたのは2年生の8月でした。私は児童学科に所属をしていたので、4年生の6月から実習が始まることが決まっていたんです。
そこで先生から「就活との両立は絶対にできないから、就活するのか幼稚園の先生になるのか、今決めなさい。」と言われてしまい。先生に対して強いこだわりがあったわけではないので、就活1本に絞ることに決めました。
実際に動き始めたのは2年生の3月からです。当時業界を全く知らなかったので、まずはとにかく行動してみようと思って。銀行、保険、電機/自動車/食品/飲料メーカー、不動産、化粧品、広告、ブライダルとかなり幅広く業界を見ましたし、1day開催を中心に30近くのインターンにも参加しました。
――行動力すごいですね!
なんか行動しているほうが安心感あるじゃないですか(笑)。たくさん見てみると少しずつ自分の興味が分かってきて、銀行や保険は帰り道に「あれ…?今日なんの話を聞いたんだっけ?」と忘れてしまうくらい関心が持てなくて。
反対に広告やブライダルはやっていることが面白そうでキラキラした印象を持ちましたし、化粧品は身近なのでイメージがつきやすかったです。
実際に触れた上で志望業界を絞っていったことはすごく良かったなと思いますね。ただ、業界を絞ったはずなのに秋以降の就活では悩んでしまい…。
――どのような形で悩まれたんですか?
こんなこと言っていいか分からないんですけど、ぶっちゃけ「社会人生活が学生生活より楽しいわけがない!」って思っちゃったんですよね。特にこれがやりたい!と思うような仕事も当時はなかったし、社会に出たこともないのに自分に合う仕事なんて決められないよと思ってしまって。
とはいえ仕事を頑張りたくないわけでは決して無くて…。でも同じようなことで悩んでいる学生さんも多いんじゃないかなと思います。そんな時にモチベーショングラフを作成してみたのですが、私が落ちている時って分かりやすく人間関係がうまくいってない時だったんですよね(笑)。
だから仕事の内容を軸にするのではなく、環境を重視した就活にすればモチベーションの低下は防げるんじゃないかなと思いました。会社を選んでいる段階では社内の人間関係までは分からないので、仕事と休みの日のメリハリをつけられる環境かどうかを重視して就活を進めました。面接ではもちろんこんなこと言えませんが、土日休みで転勤がないことは重要視していました(笑)。
――その中で、リストに入社を決めたきっかけはなんだったのでしょうか?
最終的に5社内定をいただきましたが、働く環境面はどの企業も良いと感じたからこそ決め手に欠けてしまい。そこでもう一つ、一緒に働く人を軸にしたんです。
人を軸にして振り返ってみると、一番素で楽しく面接で話せていたのはリストだなと思いました。2次面接の面接官が今のリストデベロップメント(以下、LD)の執行役員の方だったんですが、面接で爆笑した記憶があって(笑)。そんな面接なかなか無いですよね。
面接中も「一緒に働けたら嬉しいけど、いろんな会社を見て、それでも覚えてくれていたら戻ってきて」と言ってくれて、すごく信頼できました。
人事の方の人柄も良くて、他の企業が「何日までに承諾するか決めてね」と決断を迫ってくる中、リストだけは「茉由ちゃんが満足いくまで就活して、それでもリストだって思ったら連絡くれればいいよ」と親身になってくれたんです。その優しさに甘えて6か月も待たせちゃったんですけどね(笑)。
――実際に入社してみて、働き方にギャップはありましたか?
嘘かと思われるかもしれませんが、そこについてはほとんどなかったです。もちろん不動産のことは何も知識がない状態で入社して、想像の何倍も難しくて、業務をインプットするのはめちゃくちゃ大変でした!でもある程度は覚悟していたので、乗り越えることができました。
入社前に重要視していた「メリハリをつけて働くことができるか」に関してのギャップは本当に無くて、プライベートも充実させながら働くことができています。
フレックスタイム制度があるので予定があれば17時くらいには帰らせてもらってましたし、有休も1年目から気にせず取得していました。
ただ、物件の仕入をする時はすごく忙しいです!私の場合、初契約があった8、9月は22時以降、時には終電まで働くこともありました。また同時期に宅建の資格勉強もしていて、毎朝出勤前に1時間半、退勤後に2時間くらい勉強する日々を5か月続けました。
無事1年目で宅建に合格できた時は達成感と安心がすごく大きかったです!上手くメリハリをつけられるからこそ楽しく頑張れたのかなと思います。
――西本さんは早くからキャリアチェンジをされています。きっかけは何かあったんですか?
キャリアチェンジを考え始めたのは2年目の半ばくらいでした。私はありがたいことに1年目から2本仕入をすることができて、営業の楽しさや達成感を味わうことができたのですが、どうしてもずっとやっていくイメージが持てなくて。
私がこのタイミングで結婚と出産を意識し始めたこともあると思います。転職するなら早い方がいいと思って、キャリアアドバイザーとも面談をしながら準備を進めていました。
――えっ、そうだったんですか(笑)?
はい、実は(笑)。在宅勤務ができる会社を選ぼうと思い、業界としてITを幅広く見たり、職種として営業サポートやカスタマーサクセスを検討しました。ただ、どうもピンと来なかったんですよね。働き方としてはイメージと合っていたはずなんですけど。
――働き方重視の西本さんなのに、働き方が合っていてもピンと来ないのは不思議ですね?
きっと、リストを辞めたくなかったんだと思います。確かに将来を考えると今の働き方には不安が残る。でも、これだけは本当に嫌だと思うことも特別無かったし、なにより人がすごく好きで。
悩みは出るけどそのために辞めるのもちょっと違うかなと思ったんです。働き方は良くなったけど人が合わなくなる、という可能性があるのは転職のリスクだなと考えました。
そこで、営業以外の選択肢を持てないか思い切って会社に相談してみたんです!そうしたらちょうど会社としても広報機能を強化していきたいと考えている時期で、入社4年目になるタイミングで広報担当として異動させてもらえました。
――広報の仕事はどんなところが楽しいですか?
メディアとの橋渡し役として、LDの取り組みを世の中に発信していけることがすごく楽しいなと感じます。
最近のLDは非常に面白い事業をやっているので、プレスリリースをきっかけに他社様からお問い合わせをいただくことも増えました。それが次のビジネスに繋がることもあるので、新たなビジネスチャンスを生み出すきっかけを作れていることは大きなやりがいだなと感じます。
メディアを通じて「LD=●●」というイメージをどのように形成していくかは責任重大ですね。LDに育ててもらったという恩を感じているので、広報の仕事を通じてもっと恩返ししていきたいと思っています。
――お話を聞いていると、リストが大好きなことが伝わってきます。西本さんはリストのどんなところが好きなんですか?
みんなが言うと思いますが、やはり人の良さです。人の良さにもいろいろあると思いますが、私が感じるのは前向きな人が多いこと。
一緒に働いている人が「あれは無理だ」「これはできない」とかネガティブなことばっかり言っていたら、みんなでネガティブになっちゃうじゃないですか。でもリストには「もっとこうだったら面白いよね!」「今後こんな風にやっていきたいよね!」といったビジョンを持って、1歩2歩先を考えながら行動している人が多いと感じています。
そうすると自分も自然と前向きな気持ちでい続けられるので、そういうところがすごく好きだなと感じます。
会社としてもどんどんチャレンジしていく姿勢がありますよね。私が入社して4年ですが、その間でもビジネス領域がグッと広がったと感じていますし、もっと大きくなっていくためのビジネスの種もたくさん持っている。
成長の過渡期を見れているし、自分もそこに携わっている感覚があるのはすごくありがたいことで楽しいなと感じます。
――最後に、学生の皆さんへメッセージをお願いします!
就活をしていると、特に女性はライフイベントと仕事の両立に悩むと思います。「最初は仕事を頑張りたい、でも家庭を持ったらバランスを取りたい」と考えるケースって多いと思いますが、それがいつ来るのか分からないのが難しいポイントですよね。
だからといってはじめからプライベートを重視した仕事選びをするのは少しもったいない気もするじゃないですか。であれば、最初の数年はまず仕事を頑張って、社内で異動または転職の選択肢を持てるようにしておくという考え方も良いんじゃないかなと思うんです。
私自身は昨年結婚したので、今後どうやってキャリアとプライベートを両立していくかチャレンジしていきたいと思っています。悩んでいる方がいらっしゃれば、ぜひ気軽にお話しできると嬉しいなと思います。