ニセコプロジェクトのパイオニアに聞く、リストグループ初の北海道営業所開設!
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2025.11.14
プロフィール
秋元 唯(あきもと ゆい)
所属:リストデベロップメント株式会社 投資・開発事業本部 2部 1課 係長
(兼任)リストデベロップメント株式会社 投資・開発事業本部 3部 1課 係長
経歴:実践女子大学人間社会学部卒業 2019年新卒入社
新卒ではリストインターナショナルリアルティに配属され、不動産売買仲介営業に従事。入社3年目キャリア面談制度をきっかけに、2022年1月にリストデベロップメントへ異動。ホテル、賃貸マンション、オフィス開発用地の仕入を幅広く担当。現在は東京都内の開発案件に加え、京町家再生プロジェクトや熊本の温泉旅館再生プロジェクトにも携わる。
趣味は推し活とサッカー観戦。
――まずはどんな学生生活だったのかお伺いしてもいいですか?
とても充実した大学生活でした!1~2年生の頃は授業中心の生活で、サークルやバイトも楽しみつつ、合間にいくつか1dayインターンにも参加をしていました。どうしても入りたいゼミがあったので、授業には真剣に取り組んでいました。
無事に希望のゼミに入ることができ、3年生になってからはゼミ活動の本格化に加え、縁あって長期インターンと学生団体の活動も始めたので一気に忙しくなりましたね。
――1年生の頃からかなり意欲的に活動されてますね!
残念ながら大学受験が思うようにいかなかったので(笑)、就活では絶対に後悔したくない!と思っていて。社会との接点を早くから持てるよう意識的に行動していました。
所属していたゼミの先生は外部とのコネクションをたくさん持っていて、実際に色々な企業や他大学とコラボして活動をしていました。非常に刺激的で、すごく面白かったです!
――当時としては、企業とコラボしてゼミ活動を進めていくのは珍しかったんじゃないですか?
もしかしたらそうかもしれませんね。様々な業界の企業とコラボしていたのですが、その中に不動産業界もありました。ある駅の喫煙所周辺を『どうしたら明るく綺麗にできるか?』というテーマでグループワークを進め、社員の方々にプレゼンしたんです。
街の一角が明るく生まれ変わっていく構想を考えるうちに、「都市開発の仕事ってこんなに面白いんだ!」と心が動いた瞬間を今でも覚えています。
――なるほど、そこからデベロッパー業界を志望するんですね?
いえ、それが違うんです(笑)。志望業界は人材でした。自分が介在して「何かと何かを繋ぐ」ような仕事に興味があって、長期インターンも人材系の会社でやっていました。学生団体も就活に関わるものだったので、「人と仕事」を繋ぐ人材業界1本で就活を進めて2社から内定をいただきました。
それなのに不動産業界のリストに入社を決めるんだから不思議ですよね(笑)。

――本当に不思議ですよ!そこからどういう経緯でリストへの入社を決めるんですか?
リストとの出逢いは学生団体の活動を通じたものでした。そこで当時の人事から、「夏の4daysプログラムに参加してみないか?」と声をかけていただいたんです。その時不動産は志望業界ではなかったものの、人事の人柄がすごく好きで参加を決めました。
実際に行ってみると社員の方々の温かさは第一印象と変わらず、そこに加えて駅前の再開発事業や横浜の観光施設運営等、不動産業界の中では幅広く事業展開をしている印象を受けました。
夏以降も不動産業界自体への関心は薄かったものの、やっぱり人が好きでリストの選考には進んでいたんです。
そして幸いなことに、2月頃にリストからも内定をいただくことができました。
――内定を貰った時点でも未だに人材業界志望だったわけですよね?
そうですね、人材会社のどちらにしようか悩んでいた中から一転リストへの入社を決意する形になるのですが、最後の決め手は将来的なキャリアでした。当時の私にとって、どうしても人材業界は長く働き続ける未来が見えなかったんです。入れ替わりが激しい業界ですし、やることが基本的には1つに見えてしまい…。
その点、不動産業界は仲介や開発、資産運用と事業領域が幅広い上に、リストはグループ内でのジョブローテーション制度も豊富でした。リストなら1社で長く働き続けるイメージがついたし、不動産の仲介は「人と物件」を繋げる仕事で、元々の軸とも合致していると思い入社を決意しました。
――かなり大胆な方向転換でしたね。不動産仲介の仕事は実際やってみてどうでしたか?
1年目は想像以上にしんどかったです(笑)。お客様に数えきれないほど営業電話をしたり、店頭で物件情報に興味を持っていそうな方に声をかけたりしていくのですが、すぐには成果に繋がらないため仕事の意義を見出しにくくて…。
辞めようかなと思ったこともありましたが、仕事にも慣れてくるとだんだん面白くなってくるんですよね!一生に一度の大きなお買い物を前にして真剣に悩んでいらっしゃるお客様に本気で向き合い、プロとして適切なアドバイスができた瞬間は非常に大きなやりがいでした。
引っ越し後の新居にお招きいただいて「秋元さんに出会えてよかった!」と感謝をしてもらえた時は本当に嬉しかったですね。

――秋元さんは入社3年目のキャリア面談制度をきっかけにLDへ異動した形だと思います。この背景をもう少し詳しく教えていただけますか?
そうですね、仲介の仕事にやりがいを感じると同時に、仕事への慣れも出てきてしまったんです。お客様の悩みは千差万別だとしても、業務としてやることに大きな差は無く、このまま続けても新たな知識がつくとは思えなくなりました。
漠然とした悩みを人事に話したところ、LD社長の木内さんと話す機会をいただきました。業務内容を詳しく伺う中で、学生時代に経験した街づくりのゼミ活動の記憶が蘇り。「街そのものを創る仕事にチャレンジしたい!」と感じて、異動を決意しました。
――より成長できる環境を選んだわけですね?
そうですね。私は学生時代から、30歳になるまでの8年間がキャリアの土台になると考えていました。産休・育休を取った後も復職して働き続けたいと思っていたので、そのためには20代のうちにしっかりとスキルを身につけてキャリアのブランクに備えておきたかったんです。
だからこそ就活でも大手よりベンチャー企業を中心に、20代のうちからいろいろな経験をさせてくれそうな会社を見ていました。
――復職という観点で言えば、そういった制度がきちんと整っている大手も選択肢に入ってくるのではないですか?
もちろんそれも考えました。社員数が多く、制度も整っている大手の方が産休・育休自体も取りやすいでしょうし、そこから復職されたロールモデルとなる方もたくさんいらっしゃると思います。
ただ、復職と同時に事務職へキャリアチェンジする等、同じポジションに戻れるかというとそうではないケースが圧倒的に多いとも感じたんです。
私はそれが怖いなと感じて、会社の制度に頼るのではなく自分のスキルで復職後のポジションを作っていくことを重視していました。

――非常にキャリア意識が高い秋元さんですが、LDへ異動してからはどうでしょうか?デベロッパーの仕入は非常に難しいとも聞きますよね。
LDに異動した当初は主に中古物件のバリューアップ事業に携わっていました。幸運だったこともありますが、3年間で仕入実績10件、総仕入額は134億4,600万円です。建物が完成し、売却まで完了したプロジェクトもいくつか出てきているので、利益面でも会社に貢献できているのかな、と思います。
――非常に素晴らしい成績を残されていますね!秘訣はどんなところにあるのでしょうか?
まず一つ挙げられるのは会社としてのスピード感だと思います。通常、組織が大きくなればなるほど、会社として購入までの意思決定プロセスが煩雑になります。
普通なら課長→部長→本部長→役員…と稟議を回して非常に時間がかかりますが、LDは最初の会議から社長が参加するので、その場で決裁されることもあります。
担当者としては緊張する部分もありますけど(笑)、このスピード感は大きな強みですね。
――少数精鋭であるところのメリットかもしれませんね。
そう感じます。もう一点はやはり「チーム文化」ではないでしょうか。不動産業界の営業職は歩合制が多く、個人主義になりがちですが、LDはチームで案件を進めていく意識が徹底されていると感じます。
もちろん各プロジェクトに主担当はいますが、困っているメンバーがいれば助け合うのが当たり前ですし、個人成績を気にして土地情報を取り合うようなギスギスした雰囲気も全くないですね。
――秋元さんは仲介営業も経験されているのでより一層感じるんでしょうね。
そうですね、先ほどお話しした通り、もちろん仲介営業にも仕事のやりがいはありました。ただ、働き方の観点で、私は個人で競うよりもチームで一つの大きな目標に向かっていく方が肌に合っているなと思います。
歩合給がつくほうが給与面だけ見ればよかった部分もありますが(笑)、それでも今の環境の方が楽しく働けているなと感じますね。

――中期的なキャリアをどのように考えているかもお伺いできますか?
一昨年結婚もしたので、1~2年以内に産休・育休を挟んで営業職として復職する方向性で考えています。実際に今のうちから上司ともよく相談をしていて、在宅勤務の活用や業務バランスの調整をすれば上手くやれそうな感覚はあります。
数年間いろいろな経験を積んだことで仕事の全体像が見えましたし、スキルもついた実感があるからこそ営業を続けていける見通しが立ったと感じています。学生時代に思い描いたキャリアの軸が実現しつつあって一安心ですね。
――とはいえ、営業として復職した前例は無いですよね。そこへの不安は無いんですか?
もちろん不安はありますよ(笑)。でも、グループ内での転籍や新卒の受け入れを積極的に始めたのがここ数年なので、前例が無いのは仕方ないと捉えています。だからこそ、私がロールモデルとして最初の一歩を踏み出していきたいなと思っています。
――頼もしいですね!最後に、LDで活躍できる人はどんな方だと思いますか?
「大変なことを楽しめる人」です!大学のゼミ活動でも「ハードファン」という言葉をテーマにしていたのですが、何事も苦労が大きければ大きいほど、その分達成感も大きくなると思うんですよね。
だからこそ、チームで大きな目標にチャレンジしていくことを楽しめる方はLDで活躍できると思います。今のLDは挑戦の幅がどんどん広がっていて、本当に面白い会社です。ぜひ一緒に楽しく頑張りましょう!
