何も武器が無い20代だからこそ、スキルを磨ける環境に身を置きたい―次代を担う中堅社員の歩み
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2025.04.02
プロフィール
櫻井 太貴(さくらい ひろき)
所属:リスト株式会社 人事部 人事労務課
経歴:早稲田大学社会科学部卒業 2020年新卒入社
新卒ではリストインターナショナルリアルティに配属され、不動産売買仲介に従事。入社3年目のキャリア面談をきっかけにリストデベロップメントに転籍し、開発用地と投資用ビル・マンションの仕入営業を経験。入社6年目にリスト株式会社へ異動し、現在は新卒採用と新人研修を担当。趣味はキャンプ、フットサル。
「リストグループの強みの一つは総合不動産企業としての事業領域の広さ」と聞きますが、入社後の社員はどのような制度に基づいてキャリアを歩んでいくのでしょうか。
今回はリストグループのジョブローテーション制度について人事担当者にお話を聞きました。制度において3つの柱があるとのことですが、一体どんな内容なのでしょうか。
――では、まず1つ目の柱を教えてください。
1つ目は、「人事異動」です。これはどの会社にも必ずありますが、事業戦略や人材育成戦略に基づいて会社側で異動を決めるものです。大きな会社であれば、人事異動に基づき全国転勤がよくありますよね。そう聞くと、「会社都合で異動させられるの嫌だなぁ…」とマイナスなイメージを持つ方もいらっしゃるかもしれませんが、人事異動にも大きな意味があります!
「この人の強みがより活かせそうな部署に配置転換してもっと活躍の機会を創ってあげたい!」「この人には10年後にこんな活躍をしてほしいから、まずはこの部署でこういう経験をして、次にこの部署でこういうスキルを身につけて、そして最後にこの部署でマネージャーを務めてほしい!」そんな想いで人事異動を決めていますので、自分のキャリアにとってプラスになると捉えてもらえると嬉しいなと思います。
ただ、会社も社員ももっともっと「挑戦」してほしい。より挑戦しやすい環境を実現できるよう、リストグループではあと2つの柱を設けています。
――2つ目の社内公募というのは、社内で求人が出るようなイメージでしょうか?
はい、仰る通りです。
「社内公募制度」は、新規事業の立ち上げや事業の拡大に伴って人材を集めたい部署が利用する制度です。社内メールにて求人票が流れてきますので、興味があれば応募をしてください。応募後は募集部署と面接を行い、合格となれば異動するといった流れです。一般の求人票のように、応募者が多かったり、求められているスキルが一定のレベルに達していない場合は思った結果が出ない可能性もあります。
ただ、応募情報は一切漏れないため、安心して応募できるところがポイント!応募することをわざわざ直属の上司に相談する必要もありません。また、現状では条件を満たしていなかったとしても将来の候補者になれることは間違いありません。ぜひ積極的にチャレンジしていただきたいです!
――もう一つは社内FA制度ですね?
はい、ジョブローテーション制度の最後の柱は「社内FA(フリーエージェント)制度」です。プロ野球ではよく使われている制度ですが、リストグループでも自ら希望部署へアピールできる制度を設けています。入社2年目以降の社員であれば誰でも利用できます!FA宣言後はまず人事と面談していただきます。理想のキャリアや働き方、希望の部署をヒアリングさせていただき、一緒にキャリアプランを整理していきます。その上で、チャレンジしたい部署のマネージャーと面接!
「今までどんな仕事をしてきて、どんなスキルが身についたのか」、「新しい部署ではどんな仕事をしたいのか」そんな熱い想いをぜひぶつけてみてください!想いが通じ、マネージャーから「ぜひ一緒にやろう!」と話がまとまれば異動が実現します。こちらも社内公募制度と同様、異動が決まるまでは秘密厳守。万が一異動が叶わなくても、部署内で気まずくなることはありません。安心してチャレンジできる制度になっているところはいいですよね。
――その他にもキャリアに関する制度はありますか?
3つの柱に加えて、リストグループでは入社3年目の社員全員を対象としたキャリア面談の機会を設けています。一般的に入社3年目くらいになると業務に慣れてくるとともに、今後どのようなキャリアプランを歩んでいこうか悩みが出てきやすい年次です。もちろん、普段の所属部署内で相談していただいても結構ですが、中には「普段一緒に仕事をする上司に今後のキャリアプランや悩みは打ち明けづらい」と考える方もいらっしゃるかと思います。
3年目キャリア面談では、人事担当者に対して今後のキャリアの相談や抱えている悩みなど、何でもフラットにお話しいただける機会です。また、入社前にも面談を行い将来における理想の自分像を言語化していただくため、3年目の面談時に過去描いていた自分と照らし合わせることができます。想定していた自分像に近づけているか、これまでの仕事を通じて考えに変化があったか等々、これまでの軌跡を確認しながら今後のキャリアプランについてお話ししていきます。
――実際、3年目の方はどのようにこの面談を活用されているんですか?
実は、私自身がこの3年目の面談を通してキャリアチェンジを経験した社員の1人なんです(笑)。私は新卒から約3年間同じ支店で売買仲介業務を担当していて、失敗を重ねながらも上司や先輩方のサポートの中で少しずつ経験を積めている実感がありました。ただ、数年先のキャリアやライフプランを考えた時に、ひとりの社会人として同じ環境に身を置き続けることに漠然とした不安も感じるようになっていて。
そんな時に3年目のキャリア面談を受けました。会社に残るのか転職するのか。「考えがまとまっていない状態で相談しても困らせてしまうだろうな」と思っていましたが、親身になって一緒に考えてくれたのが私にとって大きな助けになりました。キャリアプランって人それぞれで答えが無いですし、特に若手にとっては能動的に相談しやすいものではないと思うんです。会社にこういった制度があることのありがたみを感じた場面でしたね。
――その後、どのように異動が決まったのですか?
その面談でグループ内の別部署に目を向けることを提案いただきました。入社時からコロナ禍でグループ他社とほぼ関わりがなかった私には、当初現部署に残るか転職かの2択しかなかったので、面談をきっかけに視野が広がりました。後日、他部署の業務内容の説明をしていただく中で興味を持った部署の方と面談を組んでいただき、最終的にリストデベロップメントの仕入部署へ異動しました。現在の職務内容にも大きく影響しており、私の社会人人生において大きな転換点となりました。
私以外にも、この面談を通じてキャリアチェンジをしている方は数多くいらっしゃいます。面談時点で将来的なプランや考えが明確でなくても、真剣に考えるきっかけになってくれれば嬉しいです。なお、この制度は3年目に限りますが、相談自体はいつでも受け付けていますのでお気軽にご相談ください!
――ジョブローテーション制度にはどのような想いがあるのでしょうか?
ご紹介したジョブローテーション制度自体は目新しいものではなく、近しい内容の制度は大手企業やグローバル企業、ベンチャー企業でも多数取り入れられています。
リストグループは事業領域が広い総合不動産企業だからこそ、転職しなくても社内異動であらゆる業務に携わるチャンスがあります。他社にはないその強みを最大限に活かせるのがこのジョブローテーション制度だと考えています。
一人ひとりがより「働きやすい」「働くことにやりがいを感じる」会社にしていきたいと思っておりますので、ぜひ一緒にチャレンジしていきましょう!
働きやすい環境づくりのために設計されているリストグループのジョブローテーション制度についてお話を伺いました。会社側と社員側の双方向的な制度設計によって、それぞれのチャレンジを推奨する制度になっていることがわかりました。櫻井さん以外にも実際に当制度を利用した方の記事が掲載されていますので、興味のある方はぜひ社員インタビューをご覧ください。
皆さんもリストグループのジョブローテーション制度を活用して、理想のキャリアプランを描いていきませんか?