リストグループで輝くキャリア 新卒採用担当からリゾート開発の最前線へ
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2025.05.22
プロフィール
武田 風南(たけだ ふうな)
所属:リストデベロップメント株式会社 企画設計部 2課 主任
経歴:東京電機大学未来科学部建築学科卒業 2020年中途入社
2018年に新卒でアパ株式会社に入社。石川県の金沢本店CM事業部にて既存ホテルの修繕業務を担当。2020年リストホームズ株式会社に中途入社、2023年よりリストデベロップメント株式会社企画設計部にて設計・コンストラクションマネジメント業務に従事。
趣味はディズニー、音楽フェス・ライブ、櫻坂46。
――武田さんはどんな学生生活を過ごしていたのですか?
私は建築学科出身で、定期的に課題があったので学業や研究に多くの時間を割いていました。集合住宅や小学校など、指定された題目に沿って設計、図面やパース、模型の作成を行い、発表するまでが課題のため、一つの課題においてもやることが多かったと思います。
課題が立て込んでいる時はみんなで遅くまで学校に残って模型作成していたことも、大変ではありましたが良い思い出です。
――大学にいる時間が長かったんですね。
そうですね。授業がなくても学校で課題をするために朝早く学校に行って、夜遅くに帰る。
3年生からは研究室を自由に使えて寝泊まりもできたので、家に帰らずに徹夜で課題に取り組む日もありました(笑)。模型を作るのにもお金がかかるので適度にアルバイトもしていて、思い返してみると学生にしては結構忙しくしていたかもしれませんね。
――就職活動では、どんな会社を見ていたのですか?
建築学科では設計事務所、スーパーゼネコン、ハウスメーカー、アトリエなどを志す方が多かったように思います。私自身は学生生活を送る中で、デザインよりも都市計画や街づくりに興味が移っていきました。ハウスメーカーを受けつつ、ホテルにも興味があったのでエントリーしたところ、ご縁がありアパ株式会社に入社することになりました。
――アパホテルの会社ですね!入社を決めた理由を教えてください。
実際に働く女性社員の方にお話を聞けたのが大きかったです。3~4年ほど年次が上の先輩にお話を伺う機会があり、そこで働くイメージをつけることができました。また、アパホテルには長年のノウハウがあり自社でホテル運営もできるので、他社を介さずに完結できることも会社の強みとして魅力を感じるポイントの一つでしたね。
――実際、どんなお仕事をされていたのですか?
私は配属先が北陸エリアで、自社で保有しているホテルの改装や修繕がメインでした。既に建っている建物を扱う仕事だったので、おかげで内部の設備などには詳しくなりましたね。
丸2年ほど働いたタイミングで、コロナ禍に入りホテル業界全体が打撃を受ける時期に突入しました。必然的にこれまでのようには修繕のコストも割けなくなり、担当する業務が減っていたんです。
実績もノウハウもあるとてもいい会社だけど、設計の業務ができないことも個人的にもどかしい気持ちを抱えていたこともあって。「3年目のこのタイミングで転職を考えてみてもいいのかな?」と考えるようになりました。
――転職を検討している時期は、何を考えて動いていたのですか?
住宅の設計にチャレンジしてみたいなと思って求人を探していました。そもそも建築学科に進もうと思ったのも、小さい頃から家を見るのが好きだったからなので。
――そうだったんですね!なぜ住宅に興味を持っていたのですか?
実は、父がクロスを貼る内装の職人で、実家も手作り感満載の家だったこともあり自然と家のことに興味を持つような環境だったんです。当時、自分の部屋が無かったので友達の家に遊びに行ったりすると、「きれいで広くていいな…」と思っていました(笑)。
徐々に「理想の家をいつか作りたい」っていう憧れが大きくなっていって、大学進学までブレることなく建築学科に入ることになりました。そんなことも思い出しながら、元々興味のあった住宅に触れてみたいなと改めて考えていましたね。
――そこからグループ会社のリストホームズ(以降、LH)に転職されるんですよね?
ええ。当時、コロナ禍を機にオンライン面接が増えていて、基本的に人事の方との1対1の面接が主流でしたが、LHは3名で対応していただき随分手厚いなと感じたのを覚えています。実際の設計の業務についてお話を沢山聞き、人柄や会社としての一体感にも惹かれて2020年に転職を決意しました。
――実際に入社されてみて、いかがでしたか?
コロナ禍で市況も変わっていく中、会社としてどういう商品を作っていくべきか。営業も設計も一丸になって考えていましたね。
建売はある程度決まったものを作るイメージがあったのですが、営業の方の意見も取り入れながら新しいコンセプトの建物づくりをしていて。とても大変だけれど、意見を出し合いながら新しいものを実際に形にしていく、非常に充実した期間でした。
想像していた以上に設計としてたくさんの経験を積ませていただけて、LHには本当に感謝をしているんです。
――2023年にはリストデベロップメント(以下、LD)へ異動することになりますよね?
はい、LDに興味を持ったのはグループ全社の社員が集まるグループ全体会議がきっかけでした。各会社の年間の売上や取り組みについて発表があるのですが、そこではじめてグループ各社の事業について詳しく知ったように思います。
LDの発表の中で、マンションやオフィスの開発をメインに、今後リゾート開発もやっていくというお話もあって、「グループの中にこんな会社があったんだ!」と思いましたね。
――武田さんにとってどういったポイントが魅力だったのでしょうか?
元々リゾートやホテルにも興味がありましたし、さらにマンションなどの大型の住宅開発にも携われることが非常に魅力的に映りました。
たまたま同時期に設計職で中途採用を検討する話が上がっていたようで、後日面談を組んでいただきお話しをする中で、異動させていただくことになりました。
――実際に異動されてみて、LDはどんな会社だと思いますか?
若い方も多いので、全体的に活気があると思います!それに、皆さんやりがいを持って楽しく働いている印象で、仕事が好きな方が多いのかなと感じますね。
企画設計部では、モデルケースとなる物件を勉強のために見に行く機会があるのですが、皆さん自分の担当物件にどう活かそうか考えながら細部にまで目を向けていらっしゃいます。食い入るように集中している姿を見ていると、「やっぱり建物や建築が本当に好きで、のめり込んで働いているんだろうな。」と感じています。
そういった雰囲気が個人的に好きですし、私自身も共感できるポイントです。
――LDではどんなお仕事を担当されていますか?
開発プロジェクトを行う上で、取得した土地に実際に建築していくフェーズでのプロジェクトマネジメントを担当しています。担当物件としては、辻堂駅直結のタワーマンションや地方でのホテルプロジェクト、都内での開発など様々なプロジェクトに参画しております。
――これまでのお仕事との違いやギャップはなかったのでしょうか?
ありましたね。物件の規模が非常に大きいので、関わる人や会社が多く、今まで以上に調整力が求められます。また、建築に関してもこれまでと違った知識がたくさん必要とされるので、日々勉強中です。
一つひとつのプロジェクト期間が長い中でいかに効率的に知識を積み上げていくか。難しいですが、日々意識しながら仕事に取り組んでいます。
――今のお仕事では、どういったことにやりがいを感じますか?
先程もお話しした通り、規模感の大きな開発に携われていることは大きなやりがいの一つだと思います。辻堂のプロジェクトに加わることを家族に伝えたところ、既に物件を知ってくれていたんです。身近な人にも知ってもらえている物件を担当できることを純粋に嬉しく感じましたね。
辻堂のタワーマンションは電車内にも広告を出していて多くの方の目に触れる機会があったのだと思います。実際に販売も好調でしたし、街の象徴にもなり得るようなプロジェクトに少数の担当の1人として携われていることは自信にも繋がっています。
――今後、チャレンジしていきたいことがあれば教えてください!
賃貸マンションでも分譲マンションでも、自社の案件を一から担当してみたいなと思っています!
今までは、既に売却先が決まっているなどの理由で他社さんの意向が強い物件や、途中から参加させていただくプロジェクトが多かったんです。そういった案件もとても勉強になっていますが、自社の意向が強い商品をはじめから担当することは設計側として大きなやりがいに繋がると考えています。
直近の目標としては、そういった案件に携われるように知識と経験を蓄えていきたいです。
――大手の会社とリストグループに在籍して、どういったところに違いを感じますか?
それぞれ魅力的なポイントは異なりますね。1社目は規模と歴史のある会社で、方針や制度がしっかり整っていました。ただ、だからこそ意思決定などで制限のある側面があるので、一長一短だなと感じます。
リストは規模では劣りますが、意思決定における柔軟さや事業においてチャレンジングな面が魅力的です。プロジェクト内でも裁量があるので自分が担当している実感を持って日々業務に当たることができると思います。
――3社を経験されていますが、改めて自身のキャリアを振り返ってどう感じますか?
元々、「街づくりをしてみたい」というふわっとした目標を持っていましたが、段階を踏みながら徐々に近づいて来たように思います。
ファーストキャリアでは修繕業務を通して、建物や設備の知識を蓄えることができました。2社目で実際に社内の他部署の方々を巻き込みながら新築戸建ての商品企画を経験し、現在は設計事務所やゼネコンなど社外の方々と協力しながら大規模な開発事業に取り組めています。
目の前のことに真剣に取り組む中で、「もっとこうしたい」という気持ちが明確になることって結構あると思うんです。そんな時に選択肢を持てる環境に身を置くことも重要だなと感じています。
――最後に、就職活動中の学生さんに向けてメッセージをいただけますか?
私は転職や異動を経験してきましたが、改めて思うことは「一緒に働く人たちがどんな人たちか」という点は自分の中で大きなポイントでした。
自分がやりたいことや叶えたい方向性ももちろんですが、最後は実際に働いている人たちと話したりする中で、「この人みたいに仕事ができるようになりたい。」とか「一緒に働きたい!」と思えるか。そういった直感みたいなものも大事だと思っています。志向性はまとめつつ、あとは頑張りたいと思える環境やピンとくる会社があれば飛び込んでみることをおすすめします。
どんな場所でも一生懸命スキルを身に着けていれば後から軌道修正できますから、いわゆる就活の型や考え方に縛られすぎずに後悔のない決断にしてほしいです。