現在の業務内容について教えてください。

仕入という仕事は、物件情報の取得から購入までがメイン業務です。購入後は、企画設計に引き継いでいくのですが、私は購入後もプロジェクト全体の進行を把握し、企画設計と連携することを信条にしています。

業界としては、仕入、企画、設計、販売とセクションごとに分業制を敷いている企業が多く、自分の業務以外は携われないということが一般的です。分業化して各々が得意分野に特化したほうがもちろん効率が良いことも多いと思います。そのような中、個人の裁量で中間業務に携わり、自分の仕入れた物件を、関連セクション物件担当者と作り上げていくことが出来るという柔軟性の高さは当社の魅力の一つだと思います。あくまでも仕入営業というミッションで成果をあげたうえで、という事は大前提になりますが。

自分次第で仕事の幅を広げることができる

他の部署でも、自分のモチベーション次第で幅広い業務に関わることができます。「仕入れて終わり」で次の部門にバトンタッチをするのではなく、想定ターゲットやマーケット特性をどう捉えて物件を仕入れたのかを企画設計と密に連携をとることにより、より良い開発ができると考えています。極論、最終的には事業の0〜10をコンサルティングすることだって出来るようになります。自ら関われる仕事の幅を増やし培っていった経験というのは大きな武器になるので、ぜひ積極的に挑戦してほしいと思っています。

どのようなきっかけでリストに入社されたのでしょうか

私の場合はレアケースだと思うのですが、リストとの最初の出会いはアルバイトでした。派遣でアルバイトをしていたフリーター時代に、リストが販売する物件の看板持ちをしていました（笑）。アルバイトという立場ですが、リストの社員はとてもあたたかく接してくれて、「こんな人たちと仕事がしたい」と思ったのがきっかけでした。いろいろな企業に派遣されて仕事をしていましたが、とてもあたたかい対応をしてくださったのはリストだけ。本当にいい人ばかりだと思ったことは今でも覚えています。

仕事をする上で大事にしていることはありますか？

企業に所属する以上、「会社に利益を生む」ことは絶対に忘れてはいけません。ただし、「どうやって利益を上げるか？」という考え方にはいろいろあります。仕入担当として利益を生みだすための手段は二つあると考えています。一つは仕入・売買の件数を増やすこと。もう一つは、物件の価値を追求して売却すること。なんでも企画できてしまう自由度が高い仕事だからこそ、仕入担当が企画に対してポリシーを持ってやるべきだと私は考えています。とにかくスピードや効率を重視し、物件を買って売ってを繰り返す前者のやり方のほうが正直会社としての資金効率は良く、売上を伸ばしやすい側面もあります。ただ、それが社会に対して新たな価値を生み出しているかと言われれば正直疑問に思う点もあります。

デベロッパーとしてこだわって仕事をしたい。

例えばマンション開発を考えたときに、「お客様はどのような家に住みたいのか？」「どんな家なら欲しいと思えるのか？」などという点を追求するべきだと思っています。今後日本は人口減少の局面を迎えるからこそ、ただ作るだけではデベロッパーとしての企業価値は衰退していきます。デベロッパーである以上、付加価値にこだわって仕事をしていきたいと思っています。